馬油は細菌に対しては確実に捕獲吸引力を出し、完全に殺菌すると思われても間違いありません。しかし、水疱瘡もヘルペスも、細菌病ではなくウィルス病です。ウィルス(ビールスとも言う)は、細菌に較べると、大きさだけでも人間と油虫くらいの差がある極小微生物です。それに、人体を害する作用も、細菌とは全く異る作用で、人類はまだウィルスを殺す薬は発明しておりません。ですから、さすがの馬油も、ウィルス病には役に立たぬだろうと、当初は諦めていたのです。所が、馬油が水疱瘡やヘルペスに、役立ったのです。訳は解りませんが…。
子供の水疱瘡に、馬油を塗って見ると、一向に著効を出す気配はありませんでしたが、医者からもらった塗り薬も全く効かず、馬油で痒みだけは止まると子供が言いますので、期待せずに毎日塗っていました。すると、一週間目頃、朝起きてみると跡かたもなく治っていたのです。一日々々少しづつ治って行ったのではなく、前の晩までは殆ど効いていない状態だったのが、一晩の中に消えていました。その後も同じように何人にも試しましたが、ほぼ同じ経過で、効果を得られました。ヘルペスは帯状疱疹とも言い、水疱瘡よりも長期間かかるものの、同じ治癒状況を起して治ります。