(昭和57年)
(6)血液型と体質(8)ツバをかけて癌が治った!

幼児から肉や玉子などの蛋白食品を沢山食べていると、身長が高くなります。
背の高い低いを遺伝と思っている人がいますが、これは食物の習慣の遺伝で、ノッポの人の子供がノッポになるのは、ノッポの食習慣を受け継ぐからです。

近頃は、両親ともに背が低いのに、子供はノッポと言うのが増えて来ました。
家計が裕福になって来たので、美食になって蛋白食が増えて来たのでしょう。
欧米人のように、肉と野菜を一緒に食べて、ノッポになったのなら申し分ありませんが、日本人のノッポは野菜嫌いが多く、偏食家が多いのも事実です。
あなたの周囲を調べてごらんなさい。ノッポで長生きする日本人は少ないのです。
八十歳以上も長生きする日本人は、殆どがずんぐりの背の低い人、つまり野菜好きの《アルカリ人間》なのです。
O型やA型血液の人にノッポが多く、B型にノッポが少ないのも、事実です。

大変不思議な話があります。
或る公共病院で、O型血液の癌患者が死亡する直前に、血液型がB型に変わった事があります。一人の人間の血液型が変るとは、全く常識はずれの異変事ですから、その病院の医師たちもただ唖然とするばかりだったそうですが、理由は全く不明との事。

狩猟民族のインディアンは、野生動物(牛や山羊など)を主食にしましたが、純血種のインディアンは皆んなO型だったそうです。
牧畜民族の蒙古人は、羊の乳を常食し、最もB型の多い民族ですが、野草で育つ羊の乳は、カルシュームの多い理想的なアルカリ性食品と言えます。

それぞれの民族の永年の食生活が血液型まで左右するのか、それは今後の研究課題ですが、肉主食のアングロサクソン人種にO型が一番多いのも符号が合いますし、コーカサス地方の有名な長寿国の人は、B型が多いのも酪農国であるからか、等と色々考えさせられることばかり、私自身もノッポで、私の父方の親類もノッポが多く、大体皆んな六十五歳未満で昇天し、それも殆どが癌でしたから、私が梅雲丹に取り憑かれ、食生活の内容にこだわる訳も、自分自身の体質改善が絡んでいたからに外なりません。

私の血液型もO型で、幼い時から肉好きの甘党で、中学五年生の時にはもう一七八糎のノッポでした。
今は、完全な野菜好きの左利き、これは四十二歳の時に《梅雲丹》を舐め続けて、半年がかりで変身したのですが、それ以後は、世の中が変ったように、物事の考え方まで変ってしまいました。
もう、初老に差しかかってからの体質改善でしたから、果してどれだけ持続出来るものか、つまり何歳まで生きているものか、自分自身で大いに興味を持っています。

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